
酒鬼薔薇聖斗事件を桜井亜美さんの感性で捉え、
犯人の視点で描かれています。
物語は8歳から始まり、「宇宙神の儀式」が行われる14歳へと流れてゆく。
無差別殺人犯は残忍で無情で冷血な鬼畜であり、
社会から駆逐・抹殺すべき害虫である。
それが一般的イメージなんだろうけど、
これって犯人を同じ人間と考えていない価値観からの見方だと思う。
犯人のキモチなんてものはすっかり度外視(シカト)。
少しでも相手を理解してあげようって気持ちで書くと、
こんな優しい文章になるんだと思うな。
酒鬼薔薇聖斗のしたことが正しかったとか、間違ってたとか、
そんなのはともかく、いわゆる「犯罪事件」をマスコミに押し付けられた
イメージじゃなく自分の感性と照らし合わせながら見ることができます。
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の報道番組にウンザリした方にお薦めです(´ー`)
[勝手に予告編]
僕、ダイドウカズキ。
世界中のニロムド達を抹殺するのが僕の使命だと思うんだ。
age8
強制収容所の中は相変わらず「ヌバ」に支配されている下等ニロムドで溢れている。
みんなはヌバにマインドコントロールされてることに、気付いていない・・・
age9
カプセルの中は壊滅状態だ。
母親は僕のことが嫌いらしく、憎悪の目で僕を見る。
ときどき拳で殴られる(ママは僕をグーで殴るんだ)
age10
重要なのは魂だと気付く。肉体は単なる部品にすぎない
age11
時がきたら僕は親友BJと一つに融合するそうだ。
─
君はニロムドたちを宇宙神の示す数だけ殺す儀式によって、
カプセルを脱出し、僕らの仲間になれる
そういうときのBJの顔はひどく僕に似ていた。
age12
カプセルの脱出に必要なのは悪と破壊しかない
それ以外はまったくナンセンスなんだ
age13
「酒鬼薔薇聖斗」と名乗ることにした。
BJと1つになった僕の新しい名前
「ダイドウカズキ」という名前もまた肉体と同じく仮初(かりそめ)の部品にすぎない
そして
age14・・・
僕はとうとう宇宙神と遭遇する
僕の心に耳を傾けると
BJの声がする
安心しろ、宇宙神がお前を護ってくれる
恐れるな
血を流せ!
血を流せ!!
血を流せ!!!
モットコロサナキャ・・・モット、モット、モット、モット、、
1997年に日本全国を戦慄させた、神戸連続児童殺傷事件。
桜井亜美がこの事件の被告人の心理をとことん突き詰めた一作品。
14フォーティーン(for teenagerの意にもとれそうだ)
─
今思えば、僕が殺したのはダイドウカズキ自分自身だったのかもしれない