主演:岡田准一、
堤真一で映画化決定。著者は『GO』で有名な金城一紀さんだ。
今回の作品のテーマは『まっすぐ見ること。まっすぐ生きること。』だと思う。
普段、たむろするヤンキーの集団を見たら、あなたはどうするだろうか?そして彼らが間違ったことをしているとしたら?(たとえば親父狩りを例にとってもいい。また、いじめなんかでもいい。)「自分じゃなくてよかった。」「見て見ぬふりをしよう。」「はやく終わらないかな」「他のところでやればいいのに。」多くの人がそんな対応をしめすのではないだろうか?
しかしこの物語ではそうはいかない。何しろ娘が暴行を受けるという災いが「自分のこと」として降りかかる。主人公、鈴木一は少しだけ勇気があり、かつ多くの人と同じような行動を起こす。『包丁(ナイフ)での復讐』。しかしナイフでの復讐はほんとうの意味での復讐なのか?本当に見返してやりたかったらやっぱり拳の喧嘩で勝たないと♪と謎の高校生集団に諭されてしまう。
この瞬間からおっさんサラリーマンの地獄のトレーニングが始まる・・・。
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残念だったな。せいぜい自分の半径一メートルぐらいのことだけ考えて、のうのうと生きて死んでいけたら幸せだったのにな。そうだろ?
平和(?)に生きてる自分に疑問を抱いている人にお勧めです。