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タイトル
リアル鬼ごっこ
著者
山田悠介(やまだ ゆうすけ)
総合評価
★★★☆☆
発行文庫/価格
幻冬舎文庫/560円
あらすじ
全国500万の<佐藤>姓を皆殺しにせよ!

西暦3000年、国王はある日突然、7日間にわたる大量虐殺を決行した。生き残りを誓う大学生・佐藤翼の目の前で殺されてゆく父や友。陸上選手の翼は、押さない頃に生き別れた妹を探し出すため死の競争路(トラック)を疾走する。迫り来る鬼・鬼・鬼!生き残るにはただ走るしかない・・・
極個人的感想
馬鹿で残忍な馬鹿王はある日、世の中に自分と同じ苗字「佐藤」が溢れていることに対し苛立ちを覚える。
たちまち猝尚騰瓩箸靴董崑召虜監さんを殺すこと」を思いついた。
鬼ごっこという名目であるが単に佐藤さん抹殺計画である。
(鬼ごっこ7日間を生き延びた者には何でも褒美を与えるというゲーム性もちゃんと取り込んであった。)

さすがは馬鹿王と呼ぶべきか。
なぜ全国500万人いる佐藤さんを抹殺するためだけに、莫大な国家予算をつぎ込み、鬼100万人を導入して国をあげてとりくまなければならないのか?(また、鬼ごっこが開催されている一時間の間は全国の交通機関という交通機関をすべてストップさせた。)これは考えるまでもなく大変不経済な話である。たとえば国王という権力を用いて「全国の佐藤は苗字を変えること。」という法律をつくれば即座に解決する問題だ。しかし 国王の意見に反論し、愚かな王を諭す賢者など周りには一人も残っていなかった。(今回の件でも勇敢にも立ち上がり、国王に意見した従者の一人はたちまち銃殺されてしまう。)

こうして七日間にわたる悲劇の大量虐殺「リアル鬼ごっこ」が開始される・・・。


500万人いる佐藤さんを100万人の鬼が追い、一日に1人の佐藤捕まえないと処罰を受けるので鬼達も必死だ。
(なお、このルールは厳しすぎるため、開始数日後に「複数人の鬼で1人の佐藤を捕まえても、処罰を逃れることができる」と改定される)一日目には5人の佐藤さんに1人の鬼、二日目は4人に1人の鬼、・・・、6日目、7日目は?!
果たして一週間を完走できる佐藤さんは本当にいるのか?

妙にドキドキしてしまう作品です。面白い。