花村萬月さんの作品をはじめて読みました。
実に面白いw休むことなく最後まで読んでしまいました(>_<)
妻に逃げられた悲しい主人公がアウトローな一匹狼アキラと
負けん気たっぷりのソープ嬢由美との出会いにより
だんだんだんだん男らしくなって。
(もちろん、彼のよい部分は最初から最後まで変わらなくて。)
逞(たくま)しくなってゆく主人公の自我。
支える仲間達。
散りばめられた言葉一つ一つに
萬月さんのセンスの良さが感じられる、そんな一作品です(・_・)♪
追記:みんな月でした、、、
この言葉が実に印象的でした。
ちなみに今回の話の「月」には二つの意味があります。
一つは照らされることだけを誠実に望む、という意味での月。
(いわゆる太陽の反意語としての月です。)
もう一つは・・・(←小説の最後でわかります)
うーん。この先の人生で、僕は誰かの太陽になれるのかな。
もしくは太陽になれなくとも・・・
(いつかそんな日が来ることを切に願う)