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タイトル
good luck
著者
アレックス・ロビラ
田内 志文 (翻訳)
総合評価
★★★★☆
発行文庫/価格
ポプラ社/1000円
あらすじ
公園のベンチで、54年ぶりに再会した幼なじみのマックスとジム。
仕事も財産もすべて失い変わり果てたジムに、マックスは「魅惑の森」の物語を語る…。
世界50カ国で出版決定、ついに日本上陸。
極個人的感想

グッドラックさすが全世界に広がっただけのことはある、といった感じです。
マックスがジムに語る「魅惑の森」という物語の内容がこの本のテーマ。

「一週間後に魔法のクローバーが森のどこかに生える」
女王の言葉を信じて旅に出る二人の騎士。
(女王はすべての騎士にこの言葉を告げたのだが、
信じて森へ旅に出たのはたった二人の騎士であった。)

ここで格言。
「○○○○○○○○○○○○。」

(各章の終わりにある、この格言がこの本の醍醐味なので、伏せておきますね。)

旅の途中でも、二人の騎士(ノットとシド)の行動・考え方の差は対照的で実に印象的。


探せど探せど一向に見あたらぬ幸運のクローバー。

見つからないのはクローバーが存在しないから?
そもそも女王の話が嘘だったから?
それとも・・・・・


この小説、激しく痺れます



私はこの本を書くのにたった8時間しかかからなかった。
しかしこの物語を考えるのには3年以上かかった(あとがきより)