さすが全世界に広がっただけのことはある、といった感じです。
マックスがジムに語る「魅惑の森」という物語の内容がこの本のテーマ。
「一週間後に魔法のクローバーが森のどこかに生える」
女王の言葉を信じて旅に出る二人の騎士。
(女王はすべての騎士にこの言葉を告げたのだが、
信じて森へ旅に出たのはたった二人の騎士であった。)
ここで格言。
「○○○○○○○○○○○○。」
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(各章の終わりにある、この格言がこの本の醍醐味なので、伏せておきますね。)
旅の途中でも、二人の騎士(ノットとシド)の行動・考え方の差は対照的で実に印象的。
探せど探せど一向に見あたらぬ幸運のクローバー。
見つからないのはクローバーが存在しないから?
そもそも女王の話が嘘だったから?
それとも・・・・・
この小説、激しく痺れます。
私はこの本を書くのにたった8時間しかかからなかった。
しかしこの物語を考えるのには3年以上かかった(あとがきより)
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