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タイトル
インザプール
著者
奥田英朗(おくだ ひでお)
総合評価
★★★★★
発行文庫/価格
文芸春秋/1,300円(税込)
あらすじ
どっちが患者なのか?
トンデモ精神科医伊良部の元を訪れた悩める者たちはその稚気に驚き、呆れ…。
水泳中毒、ケータイ中毒、ヘンなビョーキの人々を描いた連作短篇集。
極個人的感想
いままで僕はいろんな小説を読んできた。(といっても全然冊数少ないですが(^_^;))

どこか共感してしまう、甘酸っぱい恋愛小説、
皮肉たっぷりの毒舌小説、
思わず目頭が熱くなる感動小説、
世界観にさすがだなぁ〜と思う私小説、
名探偵の見事な推理が炸裂する推理小説。。。 etc.


が、しかし。


こんなにはまった小説は初めてだ。

奥田英朗、ほんといい感じです。
一話完結のシリーズモノ(それぞれ5話ずつ収録。)だから
ドラマを見ているような感じ。

精神科医であり、変人でもある主人公伊良部の元をいろいろな精神病患者が訪れる。

初めはみな注射フェチでマザコンで色白でデブの伊良部に不快感を覚えるものの、
2回、3回と訪れるうちに、どこか異彩を放つ伊良部にだんだん魅せられてゆく。


イン・ザ・プール物語の最後で、なんだかちょっぴり感動しちゃうのも
ほんとにドラマっぽくていい。

かかわりあいたくないけど、なんだか好感がもてる男、伊良部。
きっとあなたもお気に召すはず^−^

(recommended by nackyのんしゅらん sama )