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タイトル
バカの壁
著者
養老孟司(ようろう たけし)
総合評価
★★☆☆☆
発行文庫/価格
新潮社/714円(税込)
あらすじ
「話せばわかる」なんて大ウソ!
イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人。
互いに話が通じないのは、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。
いつの間にか私たちを囲む様々な「壁」。それを知ることで世界の見方が分かってくる。
極個人的感想
僕の評価が低い理由はただ一つ。
書かれてる内容が「固定観念を持ってはいけない」といった、
紀元前から言われ続けてきた内容だから。
(もちろん、養老孟司さんがそれをわかりやすい言葉で本にしたから、
  これだけロングセラーになったのだとは思いますが。 )

固定観念を持たないということは
まさに「言うは易く行なうは難し」的なものである。
言うだけだったら誰にでもできる。
しかし実際にそれを行うことはとても難しく、
現に世の中から宗教がなくなることはないだろうし、
宗教の(盲)信者たちがいなくなることもないだろう。

「固定観念を持ってはいけぬ!いけないんだ!」
という固定観念(?)にとらわれないように、気をつけなければならない。
かえって何もしらない田舎の農夫(これはあくまでたとえ話)の方が、
よっぽど固定観念など持っていないかもしれない。

僕は一番大切なのは、「自分で判断すること」だと思う。
身近な例をあげるならば、
タバコは20からという法律を徹底的に厳守して
20を一分でもすぎた瞬間からタバコをジャンジャン吸うのは
果たしてその法律の意味を自分で判断した人のする行動なのであろうか?
また、違う視点で見ればその法律は本当に正しいのだろうか?

固定観念を持ってはいけぬ。
すばらしい言葉であるとは思うが、
取り扱い説明書のついていないゲームと一緒である。
操作方法はまったくわからない。
よってそのゲームはつまらないものとなり、
開始五分で興味のないものとなる。

これが、この素晴らしい言葉が現実のものとならない理由なのかな。


バカの壁今日はなんだか語りが入ってしまったタッケでした(反省
わかりやすい言葉で語ることってやっぱり難しいですね(^_^;)